木をそのまま空気中で燃やすと、木材の炭素分と空気が結びついて、二酸化炭素が発生します。

 空気が入らないようににして、熱っすれば、炭が作れます。酸素と炭素が結合しないので、水蒸気やガス分だけが抜けて炭素分だけが残り炭ができます。

 そこでキャンプでは、一斗缶やペール缶を用いて、焚き火などの上で薫製を作るときのように熱を加えれば3時間ほどで炭のできあがりです。竹ならもう少し時間を短縮できます。また、アルミホイルに包んで熱してもできます。

 炭は、二酸化炭素を閉じこめておく方法として見直されています。もちろん燃やせば地上に放出してしまいすが。炭のまま土中に埋めれば二酸化炭素を閉じこめたまま微生物の住処となります。水中でも微生物の住処となり水を綺麗にする働きにも貢献します。

 

炭おこしサミット実行委員会
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チャコール・コミュニティ
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原 伸介
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